[更新日]: 2013年10月25日
ベレクリプシュホーン型スピーカーシステムを箱はそのまま使用して ユニットをすべてをアルニコ型に ネットワークも作り直しました。
オーデェオマニアの方に聞いていただきました
音楽の心を聴かせてくれる数少ないスピーカーの一つだと思った。私の好きなサウンドで、重心が低く、裾野の広いピラミッド構成である。太い音で、それでいて低域までリズムの切れ、ハーモニーの重なりが透明度よく見えてくる。シェラザードの冒頭のサウンドが思いを伴って響いてきた。
ボーカルでも中低域に広がりのある響きが、加藤登紀子のアルバム『ロシアノスタルジー』から、その情感をたっぷり伝えてくれる。ヘレンメリルと『猪俣猛とウエストライナーズ』の共演アルバムでは、切れの良いパーカッションと「ニューヨークのため息」と言われた、あのボーカルが違和感なく響いてくる。
クリプッシュの生みの親は物理学者、アインシュタインやシュヴァイツァーのように科学者には音楽にすぐれている人がいる。『音楽の物理学』を音楽で捉え、その心を表現するスピーカーはいつも演奏者のこだわりを伝えてくれる。大谷康子のあのヴァイオリンの響きを耳に残し、帰路についた。
F氏さま 毎回の感想ありがとう御座います。